有機フッ素化合物(PFAS)について
PFASとは、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物など、約10,000種の有機フッ素化合物の物質群の総称です。
PFASの中でもペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、水や油をはじく効果がある上、熱に強い特性を持つことから泡消火薬剤、金属メッキ処理剤、半導体用反射防止剤などの用途で使用されていたとされています。
PFOS、PFOAは環境中で分解されにくく体に蓄積されるため、国内外において製造・使用等が規制されています。国内で新たに作られることは原則ありませんが分解されにくい性質のため、今も環境中に残っています。
PFOS・PFOAとは?(環境省) (PDFファイル: 633.1KB)
PFOS、PFOAの人への影響について
PFOS、PFOA は、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されていますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。
そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。
PFOS、PFOAの環境基準等について
PFOS、PFOAは、令和2年5月に水質汚濁に係る要監視項目に指定され、河川や地下水などにおける暫定的な目標値(指針値)として、PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L以下とされました。
また、令和7年6月に環境省より「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の施行等について」が通知され、河川や地下水などにおける暫定的な目標値(指針値)について見直しが行われ、指針値(暫定)50ng/Lから指針値50ng/Lへと変更されました。
市内地下水におけるPFAS(有機フッ素化合物)の調査結果について
市では、令和6年度からPFASの内、国による(暫定)指針値の定めがあるPFOS、PFOAの水質調査を実施しています。
市内地下水におけるPFOS、PFOAの水質調査結果については、調査開始の令和6年度から現在まで、全てにおいて国が定める(暫定)指針値の50ng/L以下の数値でした。
令和7年度 市内地下水におけるPFAS(有機フッ素化合物)の調査結果
令和6年度 市内地下水におけるPFAS(有機フッ素化合物)の調査結果
PFASに関する情報
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更新日:2025年09月16日