地域猫活動

更新日:2024年04月19日

    飼い主による捨て猫や未手術のままの屋外飼育、無責任な餌やりなどにより野良猫が増えすぎ、猫による生活環境被害も増えています。飼い主のいない猫をかわいそうだと思う人がいる一方で、猫のふん尿やいたずら等に迷惑している人がいます。猫に餌を与えている人と近隣住民の間でトラブルとなっているケースもあります。

    これらの猫による生活環境被害や住民同士のトラブル等の問題を「地域の環境問題」として捉え、解決しようとする活動が地域猫活動です。

地域猫とは?

    特定の飼い主がおらず、屋外で生活する猫のうち、生息地域の住民の十分な理解が得られ、当該地域の住民等により適切に管理されている猫のことです。

地域猫活動とは?

    猫の好きな人・苦手な人、猫に癒される人・困っている人・関心がない人…地域に暮らす誰もが快適に暮らせるよう、地域住民が主体となり、ボランティアや行政と協働し、野良猫に不妊手術を行ってこれ以上増えないようにし、地域猫として適切に管理することで、将来的に野良猫の数を減らし、「住みよい地域」をめざす活動です。

    活動を進めるにあたっては、それぞれの立場や考えを理解し合い、コミュニケーションを取り合うことが大切です。

それぞれの思い

(注意)地域猫活動は、猫好きの人の餌やりを助長する活動でも、猫を排除する活動でもありません。猫に餌を与えるだけ、不妊手術を行うだけでは地域猫活動とは言えません。また、猫を捕まえて他の場所に放したり、傷つけたりして猫を減らすことは犯罪となります。

地域猫活動の進め方の例

1情報収集。活動地域に生息する猫の数や性別等の特徴・飼い猫か野良猫か・猫によるトラブルや問題・餌場や行動範囲などの情報を集めます。餌やりしている人を見つけたら、活動概要を説明して協力を得ましょう。
2住民会議。地域猫活動の実施には、地域住民の理解が不可欠で最も大切なことです。活動地域の自治会等で、活動に賛成する人も反対する人も参加した話し合いを行い、現状の確認と、活動の実施の可否について検討します。
3ルール作り。餌やりや糞尿処理等の場所・時間・方法、役割分担などを決めます。ルールは、地域住民の理解を得られ、また、無理なく続けられるようなものにします。餌場や水場やトイレは、同意が得られた場所に設置し、管理しましょう。
4不妊手術。これ以上かわいそうな猫を増やさないため、飼い主のいない猫を捕獲し、不妊手術とその印の耳先V字カットを行います。手術後、状態が安定したら元の場所に戻します。誤って飼い猫に手術しないため、事前に回覧板などで周知しましょう。
5管理の継続。猫の個体把握をしながらルールに基づいた管理を続け、定期的に活動状況を周辺住民や自治会等に周知します。活動を知った人による捨て猫の防止も徹底しましょう。

    市では、地域猫活動のための不妊手術費用の一部補助と猫捕獲器の貸し出しを行っています。詳細は各ページでご確認ください。

       地域猫不妊手術費補助金の交付について

       猫の捕獲器を貸し出します

この記事に関するお問い合わせ先

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