源氏ぼたるの里
源氏ぼたるが飛び交う幻想的な光の舞をご覧ください

東地区の山田川周辺には源氏ぼたるが多く生息しており、市ではこの区域を「源氏ぼたるの里」に指定し、大切に保護しています。
ホタルが飛び交うのは、毎年5月末から6月初旬にかけての午後7時半ごろから午後9時ごろまでです。
ホタルが発光を開始するには、ある程度の暗さが必要です。ホタルは、まず一匹が光り始め、徐々にその数が増えていきます。発光しながら飛んでいるのは、ほとんどがオスのホタルで、曇りで風のない蒸し暑い夜に最も多く見ることができます。
ホタルは自然環境のよい清流を好む昆虫です。自然を大切にしましょう。
ホタルを鑑賞する際は、ホタルを捕獲したり、周辺にゴミを捨てないようお願いいたします。
ホタルの一生

(注意)市では"源氏ぼたる"を大切に保護しておりますので、つかまえたりしないでください。
卵 | 成虫は、6月の終わり頃、川のそばにある緑色のコケなどの上に、大きさ0.5ミリメートルぐらいのレモン色をした、たまごを一匹で約300から750個ほど生みつけます。 たまごは、かすかに光リ26から28日目にたまごから幼虫になります。 |
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幼虫 | 幼虫は、7月頃から卵からかえり、水中に入ります。このとき体の大きさは、長さ1.5ミリメートル、巾は0.3ミリメートル位です。 幼虫は昼間は、土や砂の中にもぐったり石の陰にかくれていますが、夜になるとえさを食べに出てきて、おもに、カワニナ・巻貝を食べて大きくなります。数回の脱皮をくりかえし、1年から2年で成熟し2センチメートル位に大きくなり、雨の夜に上陸します。 |
蛹(さなぎ) | 水から上がった幼虫は、住みよい場所をさがして土の中に入ります。 幼虫は唾液を出して、周りの土を固めて、土繭を作り、その中で蛹(さなぎ)になります。土繭が出来ると約1カ月かけて濃い灰褐色の皮を脱いで黄色の蛹になります。 蛹は11日から12日後に脱皮し、2から3日後には翅(はね)がのび成虫になり地上に現れます |
成虫(せいちゅう) | 源氏ぼたるの頭の赤い部分には、真ん中に横の線が太く短く、縦の線が細く長い十文字の形があり、雄は体が小さく17ミリメートル前後で、発光器は腹の部分に2節有り、雌は雄より体が大きく22ミリメートル前後で、腹の部分は1節で光ります。 生存期間は約2週間で、つゆをなめて、生殖産卵に力をそそぎます。 |
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更新日:2021年03月10日