RSウイルス感染症予防接種の費用助成について
市では、RSウイルスワクチンの予防接種を希望する妊婦に対し、予防接種にかかる費用の一部を助成します。RSウイルスワクチンを妊婦が接種することにより、抗体が胎盤を介して胎児に移行することでRSウイルスを原因とする下気道疾患を防ぎ、乳児期のRSウイルス感染症の発症及び重症化を予防することができます。
対象者
1. 令和7年4月1日以降に母子健康手帳を発行した妊婦
2. 接種時にいすみ市に住民登録のある妊婦
1と2を両方満たす方が対象です。
予防接種の種類
RSウイルスワクチン(アブリスボ)
接種可能なワクチンは、アブリスボのみとなります。
助成金額と回数
接種1回につき、費用の半額で、15,000円を上限に助成します。
1回の妊娠につき、1人1回まで。
申請方法と必要書類
医療機関にて予防接種を終えた後、大原保健センターの窓口に以下の必要書類を添えて申請ください。
(申請は、年度内申請となります。なお、3月中に接種をした場合は、翌月4月15日までに申請ください。)
【必要書類】
1. 予防接種費領収書(原本)
2. 診療明細書(接種したワクチン名が明記されているもの)
3. 母子健康手帳(該当児のもの)
4. 接種者本人の金融機関の口座番号がわかるもの(通帳またはキャッシュカード)
5. 接種者本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
※接種者本人以外が申請する場合は、委任状と代理の方の本人確認書類が必要です。
注意事項
この予防接種は、任意接種です。接種を希望される方は、医師と相談し、予防接種の効果や副反応などについて十分理解したうえでの接種をお願いします。
万が一、副反応と認められる疾病や障害(健康被害)生じた場合は、医薬品副作用被害救済制度による救済の対象となり、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)に請求することができます。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは、日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の児が少なくとも1度は感染するとされています。症状は、発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。特に生後6か月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。
RSウイルス感染症には、特効薬はなく、対症療法(酸素投与、点滴、呼吸管理など症状を和らげる治療)となります。
予防方法として、予防接種が有効とされ、下気道炎症状の発症抑制や重症化予防につながるとされています。
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更新日:2025年04月07日