感染症にご注意ください
鳥インフルエンザ(H7N9)感染症とは、大気、水、土壌、動物、人などに存在する微生物が、人の体内に侵入することで引き起こす疾患です。私たちの身の回りには、常に目に見えない多くの微生物(細菌、ウイルス、カビ等)が存在し、さまざまな感染症を引き起こします。感染症は原因により症状も異なるため合わせて対策を整えていきましょう。くわしくは下記のリンクをご覧ください。
最近、発症が多く報告されている感染症をピックアップしました。
ジカ熱
中南米を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
デング熱
デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
黄熱
黄熱はサル及びヒトを宿主とし、ヒトにはマラリアやデング熱と同様、蚊を介して感染します。発症すると、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状が現れ、死に至ることもある病気ですが、黄熱には有効な予防接種があり、発症を防ぐことができます。
鳥インフルエンザ(H7N9)
2013年3月以降、中国において患者が報告されています。多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
鳥インフルエンザA(H7N9)について(厚生労働省のサイト)
ダニ媒介感染症
ダニ媒介脳炎については、平成28年8月に北海道において23年ぶりに国内2例目となる患者の発生が確認されましたが、平成29年8月に4例目発症が確認されました。
手足口病
手足や口の中などに水疱を伴う複数の発しんが出る感染症です。夏を中心に毎年発生します。2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。
石鹸による手洗いや排せつ物の適切な処理を行いましょう。
海外旅行をお考えの皆様へ
お出かけの際は健康に過ごしていけるように海外で流行している感染症などの情報を確認をしましょう。
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更新日:2024年08月07日