熱中症にご注意ください

更新日:2023年08月08日

環境省の「熱中症警戒アラート」ご存じですか?

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に注意を呼びかけ、予防行動をとっていただくよう促すもので、環境省と気象庁が令和3年度から全国で運用しています。

令和5年度は、4月26日(水曜日)から10月25日(水曜日)までの間運用され、暑さが基準以上と予測された場合、前日夕方(17時頃)及び当日早朝(5時頃)に発表されます。

千葉県内の最新の熱中症警戒アラートの発表状況(暑さ指数の実況と予測)は、環境省ホームページ(外部リンク)をご確認ください。

 

暑さ指数(WBGT)とは?

暑さ指数(WBGT)は、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「 湿度」「 輻射熱(ふくしゃねつ)※」の、3つを取り入れた温度の指標です。

注※輻射熱(ふくしゃねつ)とは、日差しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱のこと。

暑さ指数(WBGT)の活用方法

暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。

日常生活における指針

日常生活における指針

暑さ指数

(WBGT)

注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31以上)
すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
(28~31)
すべての生活活動でおこる危険性 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~28)
中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25未満)
強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編 

運動に関する指針

運動に関する指針
気温
(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31 厳重警戒
(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28 警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25 注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など

関連リンク

いすみ市「涼み処」(内部リンク)

環境庁熱中症情報サイト(外部リンク)

気象庁ホームページ(外部リンク)

熱中症予防情報メール(外部リンク)

厚生労働省熱中症予防のための情報・資料サイト(外部リンク)

災害時の熱中症対策について(外部リンク)

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。熱中症により救急搬送される方の数は、例年、5月頃から発生し、梅雨明け後に急増します。

熱中症は一人一人が早い段階で注意すれば、予防することができます。暑い日は無理をせず、エアコンや扇風機を上手に使い、小まめに水分を取りましょう。

特に高齢者や子ども、障害のある方は、熱中症のリスクが高くなりますので、ご家族や周りの皆さんで体調の変化に気を配ってあげてください。

熱中症の予防方法

暑さを避ける

〇室内では

・エアコンや扇風機で温度を調節する

・遮光カーテン、すだれ等を利用し、日光をさえぎる

・室温をこまめに確認する

〇外出時には

・日傘や帽子を着用する

・日陰を利用したり、こまめに休憩する

・暑い日は、日中の外出をできるだけ控える

・携帯型扇風機や保冷材などのグッズを活用する

〇からだの蓄熱を避けるために

・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する

・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす

こまめに水分を補給する

室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。

特に注意が必要な方

・子どもは体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があります。

・熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する 感覚機能やからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。

・障がいをお持ちのかたも、自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう。

熱中症が疑われる人を見かけたら

軽症

・めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない

中症

・頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感

重症

・意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない

涼しい場所へ

エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる

からだを冷やす

衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)

水分補給

水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する

自力で水が飲めない、意識がない場合は、 ためらわず救急車を呼びましょう!

この記事に関するお問い合わせ先

健康高齢者支援課 健康づくり班

〒298-8501
千葉県いすみ市大原7400番地1

電話番号:0470-62-1162
ファックス:0470-63-1252

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