特産品

更新日:2021年03月10日

いすみのお米

いすみ米は千葉の三大銘柄に数えられています

いすみ市がまだ「伊甚(いじみ)」と呼ばれていた今からおよそ1,500年前、アワビなどの海産物と並んで良質なお米がたくさんとれた伊甚の地は、朝廷の重要な直轄地となっていました。時は流れ近代、いすみ米の前身である上総国吉米は、東京や関西の市場で高値を付けられ、当時の木原線(現 いすみ鉄道)国吉駅周辺は、毎年秋になると出荷を待つたくさんの米俵が駅舎からあふれ、高々と積まれていたと言います。
皇室献上米にも選ばれ、有名デパートでも取り扱いのあるいすみ米は、現在まで"千葉の三大銘柄"に数えられています。

千葉県の三大米産地いすみの田園風景

千葉県の三大米産地いすみの田園風景

1929年に行われた新嘗祭御新穀供御耕作田田植祭での集合写真

1929年に行われた新嘗祭御新穀供御耕作田田植祭での集合写真

いすみ市の二大海産物

イセエビ「伊勢海美」

赤く大きな十数匹のイセエビが床一面に敷き詰められて置かれている写真

いすみ市沖は、寒流(親潮)と暖流(黒潮)の交じり合う良好な漁場です。
いすみ市沖で育ったイセエビは、身が締まっていて色、艶、大きさどれをとっても天下一品、味も濃厚で市場で高く評価されています。
いすみ市は、イセエビの産地として全国有数の漁獲高を誇り、いすみ市沖の器械根で獲れるイセエビは、「伊勢海美」として商標登録されています。

マダコ

盆ざるにシダの葉を添えて盛られた一匹の大きな茹で真蛸の写真

いすみ市沖で獲れるマダコは、イセエビを餌に育っていると言われ、伝統的なタコつぼ漁によって1匹ずつ捕獲されます。そのため、傷がつかずにいきの良いタコが水揚げされます。
このあたりのマダコは、明石のタコと並んで日本の二大タコと称されるほど味が良く、特に12月~1月に漁獲されたマダコは柔らかく甘みがあり、歯ごたえが良く、市場関係者や料理人などプロの方々を中心に高い評価を受けています。