いつもをもしもに「フェーズフリー」

更新日:2026年07月17日

フェーズフリーとは?

フェーズフリーとは、災害が起きたときのために特別な準備をする、防災用品を備えておくのではなく、日常的に使っているものを災害時・非常時にも役立てるという考え方です。そのため、「備えない防災」とも呼ばれています。
フェーズフリーの「フェーズ(phase)」とは、日常時・非常時の「区切り」を、「フリー(free)」とは、「区切りがない」という意味を表しています。
防災用品といえば、普段は保管しておき、災害が起きたときに出して使う、というのが従来の一般的な考え方でした。
しかしフェーズフリーでは、日常で使っている物や食品などを災害時でもそのまま利用することから、防災用品を購入する場合と比較して、特別な準備やコストを削減することができます。

日常生活にあるフェーズフリー

身近にあるものに、フェーズフリーの理念に沿ったものや考え方はたくさんあります。キャンプなどに活用するアウトドア用品や自転車用のヘルメット、カセットコンロなどは非常時にすぐに活用できる備品です。
普段のウォーキングコースに避難所へのルートを組み込むことで、いざという時に迷わず避難することができるということも立派なフェーズフリーです。これら以外にも、いつもの生活で活用できるものを、非常時のもしもの時に役立てられるよう各自で探してみましょう。

具体例

普段使いのもの

スマートフォン 情報収集や連絡手段、懐中電灯として使う
モバイルバッテリー スマートフォンなどのバッテリーとして使う
ラジオ スマートフォンなどの通信機器が通じなくなった場合の情報収集手段として使う
ヘルメット 業務や自転車で使用している物を避難時に使う
レインコート 雨風を防ぐ他に防寒着としてや、避難時のトイレや着替え時の目隠しとして使う
靴下 重ね履きすることで、靴が無い場合の足のケガ防止として使う
ビニール袋・撥水性のあるマイバッグ 水を運ぶためのバケツとして使う
大判のハンカチ 風呂敷、応急手当用品、頭を覆う頭巾、敷物、抱っこ紐の代用として使う
ペットシーツ・猫砂 人用の簡易トイレで使う
キャンプ用品 ランタン、テント、寝袋、カセットコンロ、ポータブル電源を災害時に使う
ハイブリット車やPHEV等の電動車 災害時にモーターとバッテリーを電源として活用

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ローリングストック

普段食べているものを少し多めに買い置きしておき、賞味期限が近い古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
災害時でも普段から食べ慣れているものを食べられるメリットもあります。
これまで備蓄といえば、賞味期限が5年、10年と長期間の保存食を買い込んでおくことが一般的でした。ですが、いつの間にか期限切れになっていたということも起こりがちです。備蓄していた非常食を、食べないまま捨ててしまった経験を持つ人も多いと思います。日常生活の延長で「普段使っているものを少し多めに買っておく(ローリングストック)」という視点が大切です。
缶詰やレトルト食品など、日常的に使える食べ物を多めに買っておき、「食べる」「買い足す」を繰り返すこと(ローリングストック)で、効率的に無理なく備蓄しましょう。

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