源氏ぼたるの里

更新日:2021年03月10日

源氏ぼたるが飛び交う幻想的な光の舞をご覧ください

草にとまった二匹の源氏ぼたるがお尻を仄かに光らせている写真

東地区の山田川周辺には源氏ぼたるが多く生息しており、市ではこの区域を「源氏ぼたるの里」に指定し、大切に保護しています。
ホタルが飛び交うのは、毎年5月末から6月初旬にかけての午後7時半ごろから午後9時ごろまでです

ホタルが発光を開始するには、ある程度の暗さが必要です。ホタルは、まず一匹が光り始め、徐々にその数が増えていきます。発光しながら飛んでいるのは、ほとんどがオスのホタルで、曇りで風のない蒸し暑い夜に最も多く見ることができます。

ホタルは自然環境のよい清流を好む昆虫です。自然を大切にしましょう。
ホタルを鑑賞する際は、ホタルを捕獲したり、周辺にゴミを捨てないようお願いいたします。

ホタルの一生

ホタルの一生を卵から、幼虫、さなぎ、成虫へと至る過程をわかりやすく左から順に表記したイラスト解説図

(注意)市では"源氏ぼたる"を大切に保護しておりますので、つかまえたりしないでください。

ホタルの一生詳細
成虫は、6月の終わり頃、川のそばにある緑色のコケなどの上に、大きさ0.5ミリメートルぐらいのレモン色をした、たまごを一匹で約300から750個ほど生みつけます。
たまごは、かすかに光リ26から28日目にたまごから幼虫になります。
幼虫 幼虫は、7月頃から卵からかえり、水中に入ります。このとき体の大きさは、長さ1.5ミリメートル、巾は0.3ミリメートル位です。
幼虫は昼間は、土や砂の中にもぐったり石の陰にかくれていますが、夜になるとえさを食べに出てきて、おもに、カワニナ・巻貝を食べて大きくなります。数回の脱皮をくりかえし、1年から2年で成熟し2センチメートル位に大きくなり、雨の夜に上陸します。
蛹(さなぎ) 水から上がった幼虫は、住みよい場所をさがして土の中に入ります。
幼虫は唾液を出して、周りの土を固めて、土繭を作り、その中で蛹(さなぎ)になります。土繭が出来ると約1カ月かけて濃い灰褐色の皮を脱いで黄色の蛹になります。
蛹は11日から12日後に脱皮し、2から3日後には翅(はね)がのび成虫になり地上に現れます
成虫(せいちゅう) 源氏ぼたるの頭の赤い部分には、真ん中に横の線が太く短く、縦の線が細く長い十文字の形があり、雄は体が小さく17ミリメートル前後で、発光器は腹の部分に2節有り、雌は雄より体が大きく22ミリメートル前後で、腹の部分は1節で光ります。
生存期間は約2週間で、つゆをなめて、生殖産卵に力をそそぎます。

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〒298-8501
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