長者・中根十三社祭り

更新日:2025年02月12日

開催情報

2024年の「長者・中根十三社祭り」は終了しました。たくさんの皆さまのご来場ありがとうございました。

最新の開催情報はいすみ市観光ポータルサイトをご確認ください。

中根地区の祭礼(中根六社祭り)

中根六社祭りは、東中滝神社、鶴沼神社(松堀)、熊野神社(部田)、四堰神社、中滝八幡神社、押日八幡神社の六社で行われる祭礼です。古くから「お国自慢で見せたいものは、おおやのへいだと廻り松」といわれ、毎年9月25日に開催されます。
(かつては8月15日に開催されていましたが、太陽暦に変わってから現在の月日に改められました。)

この祭礼は、1764年から1771年に、押日村の小高雅楽之介という人が、縁故に基づき、椎木村の大宮の古社玉前神社から古い神輿を貰い受け、押日八幡神社に納めたことが始まりであるといわれています。

祭礼行事

堰づつね

親神八幡神社の南にある山王堰の提根と神輿が順々に駆ける行事です。

祖宗講(そそこう)

神輿をかつぎ進行中一同が声高らかに「祖宗講」「祖宗講」「御祖宗講」と歌います。(現在は歌われていません。)

親の日だ(おおやのへいだ)

数人が肩と肩、手と手を取り合って組み合いながら輪を形作り、その肩の上にまた乗り重ねながら輪を組み、3層4層の櫓を築きます。やがて一番上の者が日の丸の扇を開き椎木大宮神社に向かって、「おおやのへいだ」(親の日だ)と叫び、どっとくずれ落ちます。若い衆はまた立ち上がり、一斉に囃し立て、次の組が繰り返し行う、という妙技です。見物客からは一斉に拍手がおこり、この行事は上総の奇祭といわれています。

神社で大勢の男性が組体操の3段ピラミッドを作り、最上段で扇子を持ち立っている写真

廻り松

八幡神社の前方の田圃の中に「廻り松」と呼ばれる小丘があり、六社の神輿が順々に泥田の中を神輿を差し上げながら廻ります。終了すると東中滝神社を先頭に鶴沼神社(松堀)熊野神社(部田)、四堰神社、中滝八幡神社、押日八幡神社の順で、東中滝神社で神事を行い、中根地区で行われる祭礼は終了します。

その後、天神社にて長者地区の神輿と合流し、大別れ式が行われます。

長者地区の祭礼

天神社と祭礼の由来

長者地区の天神社は、寛文元年(1661年)8月、小沼の利左衛門屋敷内から旧長者宿の字横町に勧請された、菅原道真を祀る社であり、後年、郷社に列せられました。当初は180戸の氏子にして崇敬され、毎年3月と9月の例大祭にはあふれるばかりの人出で賑わいをみせました。

戦前から昭和30年(1955年)までは、9月24日の宵宮と25・26日の本宮まつりの3日間でしたが、現在は25日が例祭となっており、皇室の弥栄と五穀豊穣を感謝し、執り行われます。

祭礼行事

神輿・祭り唄パレード

長者小学校の正門付近に各社神輿が参集し、山車を先頭に唄いながら、菅原道真を祀る天神社に向かって街を練り歩きます。 声高らかに一人が唄うと全員が「よいよい」と掛け声を言い、唄の詞の終わりに「ヤッサヤッサ」と節をつけます。

若い衆の活気あふれる祭り唄に、商店街は祭り一色の雰囲気で盛り上がります。

大別れ式

天神社に参集した神輿は神社境内を何周かしたあと、中根六社の到着を待って高張り提灯に灯を入れ、各社の神輿は「ヤッサヤッサ」と境内を駆け廻ったり、御輿を上に投げたりなどのにぎやかしを行います。

その後、各社の神輿は頭上に掲げられて整列し、「若けもんども 別れがつらい会うて別れがなけりゃよい」と別れを惜しむ祭り唄が唄われます。
照明に浮かぶ豪華絢爛な美しい御輿と担ぎ手の集団美を、近隣から集まった大観衆は固唾を呑んで見つめ、惜しみない拍手でこの行事の祭りはすべて終了し、各神社に帰り宮入となります。

4基の御神輿を大勢の男性で担ぎ、ヤッサヤッサと掛け声を掛け合い練り歩く写真

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